オープニングテーマ
気になる嫁さん 昭和46年10月6日 〜 昭和47年9月19日 
水曜日 午後8:00 〜 8:56  全40回

昭和46年と言えば我々は花の?小学5年生、夢もあり希望を持ち鼻も垂れてた時代に突如テレビ画面 に 現れた清楚で初々しい女優『榊原るみ』、その出現によってテレビに釘付けのなったのを覚えている 当時彼女は20歳だったのだが、言っちゃー悪いが今時の20歳位の女性とはチョット違うよ(言い過ぎか) 八重歯が可愛いホントお人形さんみたいだった、ときめきを感じたのもこの時が始めてかもしれない。 そんな彼女の主演ドラマ『気になる嫁さん』、毎週楽しみに観ていた・・彼女を(番組はどうでもいい) ...いやいや番組そのものがとても面白く、再放送でも何度か観たが今でも十分見られます、やっぱり 榊原るみは可愛いのだ!(誰が何と言おうと!)
さてドラマの家族構成は父親と成人した5人の子供とお手伝いのばあや、それに末っ子に嫁いだ若妻が織 り成すホームドラマであるがこの家族何故か協調性が全くない、隠居して威厳を失った父親(清水呂之助)、 真面目な長男(輝正)、行き送れの長女(小夜子)、ケチなサラ金社長の次男(文彦)、オリンピックを目指し ている三男(力丸)、末っ子の大学生(純)そしてお手伝いのばあや(たま)、それぞれが自分勝手に行動、生活 している、そこへやってくる「処女妻めぐみ」の出現により少しづつ変わって行く家族関係を描きながら ‘家族とは何か’をテーマにしたドラマに仕上がっている。

清水呂之助役には佐野周二、そうです関口宏の父です、何とも頼り無い父親を上手く演じています。 長男輝正役には山田吾一、その妻八重子役には富士真奈美(この手のいやらしい役は適役です) 長女小夜子役は水野久美、この人は東宝映画の『マタンゴ』『サンダ対ガイラ』等の怪獣物によく出て いました、綺麗な人でサンダ対ガイラではサンダによって助けられる役をしてました。 次男文彦役は当時絶好調の石立鉄男『おくさまは18歳』『おひかえあそばせ』と立続けにヒットを 飛ばした番組の無くてはならない役柄と個性で今回も準主役的活躍でした、この後も『パパと呼ばないで』 『雑居時代』『水もれ甲介』等ヒット番組の主役を演じたのだ、石立鉄男は今度じっくり紹介したいと 思ってますのでお楽しみに(いつかは知らん)、三男力丸役は山本紀彦、末っ子純役は関口守、10話位 で死ん でしまうのだ、ばあや(たま)役は浦辺粂子、もう亡くなっているのだが良いおばあちゃん役が多かったが 今回はチョットくせのあるばあや役を演じてます(ず〜と後に小堺一機の『いただきます』だったかに出演 して、淡谷のり子、小森和子等と共に人気コメンテーターになっていたよね)

さてドラマの展開は ある日末息子が学校の後輩だっためぐみを家に連れてきて「僕のお嫁さんになる人」と紹介する、皆は仰 天様々な意見で家庭は乱れるが、その矢先純のアメリカ留学が決まり、とりあえず純の留守中めぐみは清水家 で暮らす事になるのだが、それからがドタバタドラマのスタートだ、毎回色々な問題にぶつかりながら 清水一家とめぐみの関係は深く強いものになって行くのであるが、ある日突然末っ子純の死の知らせが入ってくる その後もめぐみは清水家で暮らすのだがその中で繰り広げられるドラマもまた見ものなのだが今回は残念ながら ここまで...またの機会にお話しするとしよう、さよなら、さよなら、さよなら。
※6月1日、石立鉄男さんがお亡くなりになりました。慎んで御冥福をお祈り致します。
榊原るみ(坪内めぐみ)
佐野周二(清水呂之助)
石立鉄男(次男文彦)
山本紀彦(三男力丸)
水野久美(長女小夜子)
山田吾一(長男輝正)
富士真奈美(妻 八重子)
浦辺粂子(たま)
杉 葉子(坪内宏子)