河野 武 
江川教頭 
後藤梅子
片桐次郎
木次祐一
小西 猛
生田みどり
矢吹礼子
:村野武範 
:穂積隆信 
:菅井きん 
:剛達人  
:沖 正夫 
:関田哲也 
:大田黒久美
:相原ふさ子  
  本倉明子 
塚本先生 
名和半次郎
柴田良吉
中尾洋一 
中村 清 
畑野ふみ子
大島妙子
:酒井和歌子
:柳生 博 
:名古屋章 
:頭師佳孝 
:武岡淳一 
:五十殿敬一
:降旗文子 
:小椋寛子
  杉田校長 
本倉理事長
高木勇作 
山本大作 
谷岡次郎 
森下真樹 
桜井弘子
有島一郎
:佐藤慶
:石橋正次
:保積ペペ
:谷岡行二 
:青木英美
:松原麻里

第3話:華々しき悪戯  72,3,5 放送
監督:高瀬昌弘、脚本:上条逸雄  出演者:沢久美子 

今回いよいよ、酒井和歌子さんメインの話と言う事で非常にワクワクしておりますゾ。
ドラマはスキのない本倉先生と妹亮子(沢久美子)の姉妹のお話になっている..そう、あの厳しい本倉先生が妹にはてんで甘い。それはなぁ〜んでだ?って事がメインで進みます..姉に比べ派手目の妹、医者の卵でナナハン乗り回し後輩たちにも人気があるが、どうもクセが強いしやりたい放題し放題の展開..そんな妹亮子に河野は激怒するが、本倉先生は只あやまるばかり..はてさて?これには何かあるぞ、この姉妹に秘められたものとは何か?...

さて、妹役は沢久美子さんとなっております。3話目とあってこれからちょくちょく出演するかと思いきや、やっぱゲストで出演は今回かぎりになってる..まあゲストではありますがそれほど有名ではありませんね、前年の『おれは男だ!』や『シルバー仮面』シリーズにも出ているようですが私の知ってるのでは『なんたって18歳!』で岡崎友紀さんの先輩役スチュワーデスで何回か出演してましたね。

そして姉は酒井和歌子さん、言わずと知れた我マドンナでありま〜す。
昭和40年代の人気女優の一人であるとともにアイドルという面でもかなりのファンがいましたね..私もそのひとりですが、私の兄はかなりイッちゃってましたな、ブロマイド集めまくってましたよ。『飛び出せ!青春』以前にもいくつもテレビドラマに出演してましたが、やはり映画でのイメージが強いですかね..
1961年裕次郎の『あいつと私』で芦川いづみさんの妹役で出演したのが最初みたいで、中学生の頃だったようです。観ましたか〜この映画?まだあどけない和歌子さんが見れますよ、と言ってもほんのチョイ役でセリフもないようでしたが..
そして、のちに映画の青春シリーズで夏木陽介さんや黒沢年男さんらと共演してました(皆いい映画でしたねぇ..)これら作品は今観てもドキッとするほど『かわいい』和歌子さんを拝見することが出来ます。
そして青春シリーズと言えばテレビ『青春とはなんだ!』にもゲスト出演してました(第13話危険な年輪)もちろん生徒役でしたが『青春とはなんだ!』の映画版『これが青春だ!』では生徒ではなく、やはり他の生徒役の人たちとは一線を引いてたようです。
東宝は和歌子さんを大切にしていた事が伺えますね、先の星由里子さん、浜美枝さん、そして藤山陽子さんに次ぐニューヒロインとして..また、先の3人は当時のドル箱『怪獣シリーズ』に何かしら出演してましたが和歌子さんはなしなんですねぇ〜、
これも清純派女優のイメージ確保の為だったのではと勝手な想像をしてしまいますが後の内藤洋子さんも出てないので何とも言えませんかなぁ┐(-。-;)┌

さ〜て、そんな和歌子さんが今作『飛び出せ!青春』の先生役での登場はかなりの驚きでした。
色々な作品でヒロイン的な役が多かった為か先生というお堅い役のイメージがどうも馴染めなかったのですがどうしてどうして今作における『酒井和歌子』起用は石橋正次と並んでナイスチョイスと言えるでしょう。だって第一話目から河野先生ぶん投げちゃうし黒板消しの粉かぶっちゃうでしょ?、もうイメージぶっ飛びですよ、やられましたぁ(*ヘ*)
また出演者中の知名度ではダントツで当初は和歌子さん目当で観た人たちも多いと思われ視聴率に大いに貢献したと思います。
しかし和歌子さん、底抜けの明るさを持ったと女優と言うよりは、少し影のある役回りが多かった感じがします。1970年のテレビドラマ『蒼いけものたち』、そうです「犬神家の一族」のテレビ版はかなりシリアスな作品となってます。その中で遊びひとつない彼女の演技は女優としての評価を上げたとも言えるのではないでしょうか...また美しさに於いても絶頂期と言え、ホント眩しいくらいに美しく、そしてミニスカート..とてもとても悩ましかったのを記憶しておりますf(^^;)
この頃ですかレコードも何枚か出していたようですが“天は二物を与えず”歌はお世辞にも上手いとは言えず..かなり辛かったっすかねぇ〜(*^o^*)
もうひとつ、映画『若大将シリーズ』(前年終了)で二代目ヒロイン「節子」役でも有名な和歌子さん、イメージを払拭させる為の先生役の試みだったのかも知れません。

え〜ドラマの話に戻します(* v v)。
前作(へそはお前だ!)に続き配役紹介のイメージが強い今作、本倉明子の人となりをじっくりと見ることが出来ます。
ホント真面目なんですこの人!自分の想像世界に存在しないキャラクター河野に困惑、そして意識、そして...回の進行と本倉明子の変化も今後の『飛び出せ!青春』の楽しみ方となったようですね、通り一遍の教育とは違った何かを河野に感じて行くんですねぇ..さて妹はそんな河野に何かとちょっかいを出す、もちろん姉への面当てとも読める、とにかく闘士満々って感じだ。
たった一回の出演ですべてを語るにはかなり無理があったか、何回かに分けて出演してくれればと悔いが残ってしまう..そうです、どうしても妹に好感が持てる内容ではなく姉との関係も希薄感が否めない「やっつけ仕事」されちゃったって感じ..ですかね?またサブキャラ(生徒たち)の見せ場も今回は少なく姉妹ストーリー一辺倒と単調になってしまった。もちろん沢さんの個性あるキャラや設定が良かったので勿体無いの意味を込めての感想です。..
まあ酒井和歌子ファンの私は十分に楽しませて頂きました、けどね!
酒井和歌子さん情報として、回によりズラを変えイメージの違う和歌子さんを発見するのもこれからの楽しみになると思いますよo(^∇^)o
さ〜ていよいよ次回、水谷豊さんの登場です! もうちょっと待ってくんなまし(ノ`ヘ´)[ ]  2007.5


※追伸:保積ペペさんの母親役塩沢ときさんがお亡くなりになりました(享年79才)、慎んで御冥福をお祈り致します。

颯爽と登場、本倉亮子さ〜ん!
早速河野先生にちょっかい..
あなたの妹さんは何ですかっ!
今回は出番少ない高木君、寝てました。
こちら亮子の下っ端3ばかトリオ
生徒は怒れても私は怒れないの?
あ〜らマキちゃん、スッピンですか?
イタズラ作戦!生徒に指示出す亮子
え〜今回は不問と言う事になりました。
本倉先生が辞表をだしたよ..
遂に明子の怒りが爆発か!
最後は仲良く河野にいたずら、はいポーズ!