第1話、宝石泥棒に子守唄を(1)(監督:深作欣二、脚本:柴 英三郎)
出演者:西村晃・金子信雄・真屋順子・坂上忍 74.10.5 放送 次へ
『傷だらけの天使』の本当の内容を把握したのは二十歳位
だったと思う、それはビデオの出現である事は 言う間でも無いがビデオの出現は当時の私の生活(皆がそうだと思うが)を大きく変えた出来事であり、
始めて時間の活用を感じさせられたのである。テレビは当然リアルタイムに観る言しか出来なかった時代に
いわゆる「留守録」して後で自分の好きな時に観る事が出来る、という具合だ!‘驚き’以外の何ものでも
なかったのである。それは私の兄がビクターのHR-3300と言うVHS1号機を購入した事で知るのだったが、
電器店に努めていた兄が‘これしかない’と言う気持ちで買ったと言っていたが価格も当時(昭和52年位
) の定価で25,6000円と庶民がすぐ買えると言う訳にはいかなかったはずだが兄は安月給にもかかわらず購入
したのだった。当時のビデオは高嶺の花だったがそれほど魅力的だったのである、またビデオ普及率は昭和
53年では僅か1.3%でふとん乾燥機(6.2%)より少なかったように数字を見ても当時のビデオの位
置がお分かりであろう。当時私は兄が仕事から帰るのを心待ちにしてたのであった、“夜に昼間の番組を観る”これは
たまらなかった!よく再放送ドラマを観た事をを覚えている。 こういった事もあり私の「ビデオ購入意欲」が高まり‘3倍録画’‘2週間8プログラム録画’の発売と同時に
購入に至ったのである(拍手!!)、ナショナルのデッキで(品番は忘れた)価格は20万位
だっただろう...と言う訳でビデオを手に入れた私に『傷だらけの天使』との再会が訪れたのだったがそこに落とし穴があった。
それは当時「週間テレビ番組」(TVガイドより安かった)を見て来週の番組チェックしてたが、普段は見ない
地方番組(UHF)に目をやると、なななんとテレビ埼玉で『傷だらけの天使』が再放送していたのであった!
すぐUHFアンテナを購入して録画したが7話まで放送してしまっていて(悲しいかった)「偽札造りに愛のメロ
ディーを」から録画したのであった。以後1〜7話を手に入れるのは8年位
後の事である。それは知り合いに ビデオレンタル店の社長いて『傷だらけの天使』のビデオ化を聞き「これは若者のバイブルだ」なんて言ったら全巻(1巻2話入全13巻、各定価12,000円)仕入れてくれたのでダビングしてもらった
のである。しかし当時(15年位前)『傷だらけの天使』は人気なく(レンタルされない)社長が泣いてたのを思
い出す、結局人気がないのでマスターテープを私にゆずってくれたのであった(バンザーイ!)、後に『前略お
ふくろ様』も同じ理由で私にゆずってくれたのであった(もう一度バンザーイ!)
去年だったか『傷だらけの天使』がDVDで期間限定BOX(セット)販売され(全部で5万位
)、すぐ買ったが今で も石丸電気で商品は販売されてる(責任者呼んでこ〜い!)、私はDVDのデッキを持ってないのに買ってしまっ
たのです(社長呼んでこ〜い!)。でも私は『傷だらけの天使』のビデオとDVDの所有者となったのです、めで
たしめでたし(単なる慰め)... と言う訳で第1話「宝石泥棒に子守唄を」を2度目観たのは15年も後だったのです。
えーと、本題に入る前に時間となりました...次回正真正銘、第1話「宝石泥棒に子守唄を」でお会いしましょう。
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